本日ご紹介する整備事例は、
【ブレーキローター】です。
ブレーキローターとは、自動車に用いられるディスクブレーキを構成する部品のことです。
ブレーキキャリパーに組み込まれたブレーキパッドをブレーキローターに押し付け、その摩擦力によって制動する仕組みになっています。
ブレーキローターは使用に伴って摩耗するので、定期的に交換や研磨が必要です。
交換時期は新品時から1〜2mm摩耗したときと言われています。
大体10万キロくらいからブレーキローターが摩擦熱によるブレーキローターの金属の波打ちなどが起こり始めるので、点検がお薦めです。
波打ちとは目では判断できないような変化ではありますが、熱で金属が波打つように変形してしまうことです。そのほかにも銀色の金属の部分が摩擦によって削れ断面に凹凸ができると制動力が落ちてしまいます。

今回の整備はブレーキローターのサビがかなり悪化していたので交換をしました。
画像を見ていただいてもかなりの劣化具合が見てわかると思います。
このようになるとブレーキパッドとブレーキローターの設置面がサビの影響で少なくなるため、制動力が出にくくなります。
またサビがあることでブレーキをかけた際の異音にもつながります。
なかなか交換が必要になる部品ではありませんが、走行距離が増えてきたら、お車のためにも気にかけてあげてもいいかもしれません。